レンタルサーバーの選び方&おすすめ4選!WordPressでサイトやブログを作る人は全員見て

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WordPressでサイトやブログをつくるために必ず必要になるのが「レンタルサーバー」です。
しかし、レンタルサーバー会社はたくさんあり、どうやって選べばいいのかわからないと悩む人も多いです。

サーバー選びを間違えると、サイトがアクセスに耐えられずすぐに落ちてしまったり、無駄な料金を支払うことになってしまいます。

しかも、立ち上げ後のサーバーの引っ越しは非常に大変です。作業の労力もさることながら、設定を間違えるとせっかく検索で上位表示されていたサイトが圏外に飛んでしまうという最悪の事態もあり得ます。

ですので、サイト立ち上げ前にしっかりと選んでおきたいところです。

そこで、プロのサイト制作者である筆者が、レンタルサーバーの選ぶうえでのポイントを紹介します。
そのうえで、おすすめのレンタルサーバーを4つ厳選し、それぞれの特徴を比較します。

WordPressサイト制作のためのレンタルサーバーの選び方!見るべきポイントを解説

おすすめのサーバーを知りたい人は「おすすめのレンタルサーバー4選」までスキップしてください。

レンタルサーバーを選ぶうえで見るべきポイントは以下の6つです。

  1. 安定性(転送量無制限であること)
  2. 自動バックアップ機能
  3. 設定のしやすさ(WordPressを簡単にインストールする機能があること)
  4. セキュリティ機能(SSL化が無料でできること)
  5. 複数サイト対応(「マルチドメイン」と「MySQL」をチェック)
  6. スペック・料金(容量・速度などのスペックに対し、「初期費用+月額費用」が適正であること。無料独自ドメイン有無も要チェック!)

①安定性(転送量無制限であること)

アクセスが集中したときにも、サイトが落ちず安定して動作する必要があります。

これを測る目安となるのが「転送量」という数字です。

サイトを表示するときに画像や文章などのデータを送る必要があり、どれだけのデータ量を送れるか、という指標です。

たとえば、2MBのページが1000回表示される(1000PV)ときの転送量は以下の通りです。
 2MB×1000PV=2000MB=2GB

そして、転送量がサーバー側の設定上限に達すると、サイトが落ちてしまいます。

サイトを長期間、安心して運営していくためには、転送量が無制限のサーバーを選ぶとよいでしょう。

とはいえ、主要なサーバーの多くは転送量無制限となっているためそれほど心配ありません。

②自動バックアップ機能

WordPressでサイトを編集していると、思わぬエラーや操作ミスによりサイトが真っ白になってしまうことがあります。これは初心者・上級者問わずよく起こるトラブルです。

このようなトラブルに遭遇すると非常に焦りますし、原因がわからず自力で復旧できないこともあります。

そんなときにあると助かるのが自動バックアップ機能です。定期的にバックアップを自動取得してくれているので、その状態まで戻すことができます。

最近のレンタルサーバーでは、多くの場合この機能が無料で提供されています。サイト運営の安全性を考えると、必ず確認しておきたい機能の一つです。

③設定のしやすさ(WordPressを簡単にインストールする機能があること)

新しくサイトを立ち上げる際には、サーバーにWordPressをインストールする必要があります。

「WordPress簡単インストール」といった名前の機能があるサーバーなら、数クリックで簡単にインストールできます。

一方、この機能がないと、FTPソフトを使ってファイルをアップロードしたり、データベースを手動で設定したりと、かなり専門的な知識が必要になります。

最近はほとんどのレンタルサーバーでこの機能がついていますが、もしついていない場合は、特別な理由がない限り避けた方が無難でしょう。

④セキュリティ機能(SSL化が無料でできること)

サイトのセキュリティ対策にはさまざまなものがありますが、サイト訪問者との通信の安全性を守るのが「SSL化」です。

たとえばサイト訪問者が問い合わせフォームから自分の個人情報を送るとき、そのデータがサーバーに送信される過程で第三者に漏洩する(盗聴される)ことはあってはなりません。このような情報漏洩を防ぐため、通信データを暗号化する技術がSSLです。

SSL化ができていると、URLが「http://」ではなく「https://」で始まるようになります。最近のブラウザでは、SSL化されていないサイトにアクセスすると「安全ではありません」という警告が表示されることもあります。

さらに、GoogleもSSL化されていないサイトはSEO上のマイナス評価にするとしており、この設定は必須となっています。

そのため、無料でSSL化ができるサーバーを選ぶことが、現代のサイト運営では欠かせない条件となっています。

⑤複数サイト対応(「マルチドメイン」と「MySQL」をチェック)

今は1サイトしか運営するつもりがなくても、将来的に複数のサイトを運営することになるケースが多いものです。

たとえば、メインサイト(コーポレートサイト)とは別に、Web広告で回す商品のLP(ランディングページ)を作ることがあります。あるいは、新機能をテストするためのテストサイトを持っておくと運用がしやすくなります。

これらに対応できるように、以下の項目をチェックしておく必要があります。

  1. マルチドメイン:1つのサーバーで複数のドメインを設定できるか
  2. MySQL数:これはWordPressをインストールできる数だと思ってください

ここで注意が必要なのは、マルチドメインが無制限でも、MySQL数の分しかサイトは作れないという点です。両方の数値をしっかりと確認しましょう。

⑥スペック・料金(容量・速度などのスペックに対し、「初期費用+月額費用」が適正であること。無料独自ドメイン有無も要チェック!)

以上①~⑤の条件を満たしたうえで、スペックと料金をチェックします。

当然、スペックが高いほど料金も上がるため、必要十分なスペックを備えたものを選ぶ必要があります。

スペックを選ぶうえでは、以下の2つを見ると良いでしょう。

  1. ストレージとしてHDDではなくSSDが使われていること(速度に関係)
  2. ストレージ容量は、個人ブログなら10GB、法人サイトなら10~100GB程度が目安(1ページ2MBとすると、これくらいあれば十分)

また、サーバーによっては「無料独自ドメイン」がついているものがあります。

通常、独自ドメインは「お名前.com」などのドメイン会社で契約します。例えば「.com」ドメインをドメイン会社と契約すると、年間1,200円程度の料金となります。

これが無料でついてくるのであれば、そのランニングコストも節約できるため、選択の際の参考にするとよいでしょう。

おすすめのレンタルサーバー4選

以上の選び方のポイントを踏まえ、おすすめのレンタルサーバーを4つご紹介します。

  • Xserver(スタンダードプラン)
  • ConoHa WING(ベーシックプラン)
  • ロリポップ!(ハイスピードプラン)
  • mixhost(プレミアムプラン)

※ロリポップ、mixhostはより安価なプランもありますが、スペックや機能面から上記プランがおすすめです。

結論:こんな人にはココがおすすめ

「詳しい比較は良いから結論が知りたい」という人は、以下を参考にしてください。

【サクッと選びたい人向けの結論】
・歴史があり多くの人が使っている安心感が欲しい人は…
 ⇒Xserverがおすすめ!
・コスパを重視する人、安さとスペックの両方を求める人は…
 ⇒ConoHa WINGがおすすめ!
・少しでも安いのがいい人、スモールスタートしたい人は…
 ⇒ロリポップ!がおすすめ!
・成人向けサイトを運営したい人は…
 ⇒mixhostがおすすめ!

各サーバーの特徴を詳しく解説

4社を比較した表は以下の通りです。

XserverConoHa WINGロリポップ!mixhost
料金プランスタンダードベーシックハイスピードプレミアム
ストレージ容量SSD 500GBSSD 300GBSSD 700GBSSD 400GB
初期費用無料無料無料無料
月額料金990円(36ヶ月契約)643円(36ヶ月契約)550円990円
無料独自ドメイン数1つ(12ヶ月契約)
2つ(24ヶ月または36ヶ月契約)
2つ2つ(12ヶ月以上の契約)なし
特徴〇業界最老舗の信頼感
〇利用者数最多
×料金が割高
〇国内最速
〇大手上場企業グループ会社が運営
〇コスパが良い
×サービス開始から日が浅い
〇料金が安い
×数値上のスペックは良いが、実測スピードがやや遅いというデータも
〇成人向けサイト運営可
×料金が割高
×サービス開始から日が浅い
公式サイトへ公式サイトへ公式サイトへ公式サイトへ

なお、各社の料金プランは複数ありますが、いずれも前章で解説した以下の条件をすべて満たし、かつできるだけ安いプランを選定しました。

上表のプランはいずれも、以下の5条件を満たしています。
①転送量:無制限
②自動バックアップ:無料
③WordPress簡単インストール:あり
④無料SSL化:あり
⑤複数サイト対応:無制限(マルチドメイン無制限・MySQL無制限)

それでは、各社の詳細を見ていきましょう。

1. Xserver(エックスサーバー)

業界最大手として知られるXserverは、レンタルサーバー業界でも最も歴史が長く、多くのユーザーに選ばれています。

【メリット】

  • 業界最多の利用者数を誇り、安定性は折り紙付き
  • 24ヶ月または36ヶ月契約時には2つの無料独自ドメインが付与

【デメリット】

  • 月額990円(スタンダードプラン)と、比較的料金が高め

【こんな人におすすめ】

  • 実績と信頼性を重視する人

申込はこちらから

2. ConoHa WING

ConoHa WINGは、大手上場企業グループ会社であるGMOインターネットグループが運営する比較的新しいサーバーです。
コストパフォーマンスの高さが特徴です。

また、「国内レンタルサーバー内で最速」という調査結果もあります。
実際、とても速いという評判も多いです。

国内レンタルサーバーサービスの中でWebサーバー処理速度を調査したところ、ConoHa WINGの処理速度が最も速く、2位に約2倍の差をつけて第1位という結果となりました。

※2024年11月自社調べ
※h2loadでの計測結果

引用:ConoHa WING公式サイト

ただし、速度については環境やコンテンツなどの計測条件によっても変わってきます。
必ずしも最速が保証されるわけではないので、「かなり速いようだ」という程度の認識にとどめておきましょう。

【メリット】

  • 国内レンタルサーバーで最速(自社調べ)
  • 大手上場企業グループ会社(GMOインターネットグループ)が運営
  • 契約期間に関係なく2つの無料独自ドメインが付与
  • 料金とスペックのバランスが良い

【デメリット】

  • サービス開始からの期間が短い

【こんな人におすすめ】

  • 予算を抑えながらも安定した運用を目指す人

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3. ロリポップ!

ロリポップ!は低価格で知られる老舗レンタルサーバーで、WordPressの運用に必要な機能は一通り揃っています。

【メリット】

  • 月額550円(ハイスピードプラン)という最安料金
  • SSD 700GBという最大級のストレージ容量
  • 12ヶ月以上の契約で2つの無料独自ドメイン付与

【デメリット】

  • 実測速度が他社比でやや劣るというデータあり
  • 大規模サイトの運用には向かない可能性あり

【こんな人におすすめ】

  • とにかく費用を抑えたい人

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4. mixhost

mixhostは、他社では運営できない特殊なコンテンツのサイトも運営できる点が大きな特徴です。

【メリット】

  • 成人向けサイトなど、特殊なコンテンツの運用が可能
  • 基本的な機能は他社と遜色なし

【デメリット】

  • 月額990円(プレミアムプラン)と比較的高額
  • 無料独自ドメインの提供なし
  • サービス開始からの期間が短い

【こんな人におすすめ】

  • 成人向けサイトを運営したい人

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まとめ:自分に合ったサーバーを選ぼう

以上、4つのレンタルサーバーを詳しく比較してきました。それぞれ一長一短がありますが、以下のように選ぶのがおすすめです。

・歴史があり多くの人が使っている安心感が欲しい人は…
 ⇒Xserverがおすすめ!
・コスパを重視する人、安さとスペックの両方を求める人は…
 ⇒ConoHa WINGがおすすめ!
・少しでも安いのがいい人、スモールスタートしたい人は…
 ⇒ロリポップ!がおすすめ!
・成人向けサイトを運営したい人は…
 ⇒mixhostがおすすめ!

サーバー選びで最も大切なのは、自分のニーズに合ったものを選ぶことです。この記事を参考に、ぜひ最適なサーバーを見つけてください。

なお、各サーバーは定期的にキャンペーンを実施していることも多いので、申し込み時にはキャンペーン情報もチェックすることをおすすめします。

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